先に書いておこうかな

乳がん確定し、治療に入る前に私がひたすらネットで検索しした事は、働きながら治療した人の体験談。

有期契約非正規雇用の私は、長く休む事イコール契約終了となってしまう立場でした。 年間契約のため、契約更新時までに復帰していないと契約終了であり、それは避けたかった。有期雇用のため、満了での契約終了はくるけれどあと数年残っている。

無職になり、次の仕事探しの心配をしながらの治療では、治療に専念できない。

手術は致し方ないが、それ以外は休まず治療したい。

抗がん剤も色々ある。

私の家は両親とも抗がん剤経験者であるが、いずれも入院しての抗がん剤治療をした。

だが私の乳がん治療は通院だ。ならば仕事に行けるのでは?

仕事以外に父のこともあった。

私の癌が確定したのは、父が癌の治療をしないと宣言していた後だった。つらい治療や入院はもうしたくないと言った。

社会生活が苦手な私は、仕事に関していいとこなしであり、職歴は父の移行に沿うものではなく、結婚もできず、自立できない出来損ないというのが家族の私の評価でした。

何をするにも疲れてしまう。人が怖くて、社会も怖い。何より私は、ずっと、今も誰にも内緒にしているが、文章が書いてあるそのままでは理解できない特性持ち。あと人の顔も判別できない。

人好きではあるけれど、人が怖い。

長年の苦労と工夫で、今は一定数ならば、覚えていられます。文章は、組み替えれば理解できると気づき、自分で組み替えて読み直しています。

言葉は無意識に組み替えているので、支障はないですが、疲れます。

内緒にしていても社会生活は出来ています。ですが疲れます。私なりに必死だったりもするため、疲れやすく、よく寝転んでいます。

家族にしてみれば、よく家でゴロゴロしている怠け者。

しかし、その私が頑張ればどうだろう。

父は癌の治療をしてくるのではないか?

根性論が第一の家系。

私の特性など、話しても根性なしだから克服できないんだと一蹴される環境です。正直軽蔑されることもあり。

怠け者は本当のこと。疲れてしまい頑張れない。

でも今回は。

頑張ろう。

私は父に褒めれた事が殆どない。いい年をした大人になっても、褒めてもらいたいという気持がある。

父も私も癌である。

頑張りをみせて、あの怠け者が頑張ってるなら自分もと、癌の治療をする方向に変えてもらいたかった。

父に認めても貰いたかった。

当時の私は、仕事と父、ふたつの大きな理由から、働きながらの治療以外選択史にはなかった。