GWにやると決めていたこと実行
亡き父の趣味の家の庭の手入れに行ってきました。
そろそろ温かく、・・・から時期は、暑く、になってきた。
恐れるは蚊の存在。山に近いため、蚊は強力なやぶ蚊。
いやだー!と叫びながら、庭に下り立つ。
畑は父の友人に使ってもらっているので、畑以外の荒れた場所を綺麗にしなくてはならない。
2週間前に、大きな不要植物は鍬片手に根から排除し、細かな雑草には除草剤をまいておいた。
よし、いいぞ枯れてる。
でも、邪魔な植物がなくなったからか、新たな謎の植物の芽が出てるー。成長が異様に早いコレは何?
掘ると根で全部横に繋がってる。あちこち生えすぎ。怖い!成長も早すぎだよ!
この感じ。山系の植物の予感。こんな繁殖力を見せつけられては、見逃すことはできない。天ぷら用に一部残したユキノシタのようにはできそうにない。
鍬の出番だ。排除、排除。どこまで効果があるのか分からないが、出来る範囲で頑張った。もう手が痛いよ。お父さん、庭自然派にしすぎ。
乳がんになりまして
熟年独身仕事は非正規。気づけば友達はもはや知り合いといった方がよい疎遠さ。
しかし、もともと人つきあいがマメな質でなし、このままシングルライフを平穏に過ごし、老後は親族、特に甥っ子に迷惑をかけないように生きていかなければなー、などど思っていた矢先、乳がんになりました。
実のところ、発覚してから1年たってます。
当時、乳がんになった方のブログを読んで、治療生活の参考にさせて頂いた事多々あり。気持ちの励みにもなるし、私も書こう! と思いながら、はや一年。
本当はリアルタイムで書きたかったのですが、抗がん剤は結構私の頭の働きを鈍くしました。
同時期に父の治療不可能な癌発覚。看取りのための自宅介護と自身の治療。雇用継続して貰えるよう仕事の休みは最低限。
リアルタイムでは無くなりましたが、当時書き残したいなと思った気持ちが今もあるため、過去をさかのぼる形になりますが、書いていきます。
投稿日時過去変更機能と、並行して、現在も書こうと思ってますが、初めてなのでうまくいくか不安。
なんにせよ、やってみます。
これはダメだ
本日映画に行った。
「鬼滅の刃」の4DX。
ドルシネ、IMAXも体感したので次は4DXだ!
舐めるように鬼滅の映画を堪能している。大好きなのよ。私が同人現役だったら本出していただろうし、買いまくってもいただろう。
コロナでイベント中止が続いているので、元やっていた身として、再開できる日が来ることを切に願うよ。
は、ともあれ、4DXに行った。
大変良かったのだが、揺られて分かった。
痛い!揺れるたびにしこりがズンッとくる。存在感が普通ではない。
前日、会社の人に、このしこりどう思いますと触ってもらい、はやく病院いきなよとダメ出しを食らった。
正しい意見だ。
4DXの揺れでも分かった。
行くべきだ。
どうもおかしい
元々直ぐに疲れてしまいがちの、ぐーたら気質の私だが、直ぐに横になりたい。なりたずぎる。
階段でも、こんなに直ぐに息が上がるのはおかしいのではないか?
会社で、階段の昇り降りをする度に感じる違和感。
乳がんか?
乳がんなのかこのしこりは。
だけど乳がんって、こんなに急に巨大なしこりが一夜にして現れるとか聞いたことがない。ネット検索してもこんな体験談でてこない。
乳がんとはこんな感じという、作り物の乳房を触って体感する装置には今まで何度か触れている。そのしこりよりはるかに大きい。
痒いと感じてから特に触ってきている。しこりなんてなかった。猛烈な痒みがきたあの日まで。
急にできる胸のおおきなしこりでは、癌ではないのがヒットする。
これなのか。
病院には滅多にいかない。市販の薬で事足りることなら行かない。
行った方が良いのはわかっているが。
いくら何でも
胸のしこりが一向にかない。
腫れではない?
家は、癌家系だ。
亡き祖母は乳がんで私が生まれた時は既に片方なかった。40才頃になり切除したと聞いている。
父は十年ほど前に男性には珍しいという甲状線癌。母も父の癌から1年後に子宮癌発覚。
祖父の遺産相続で物凄く昔に父方の親戚とは付き合いが断絶していたため、随分経ってから知ったが父方の叔母も癌になっていた。
乳がんで亡くなっていた。
父も母も5年経過しており、寛解していたが、父が今度はまた別の箇所が癌になったという。
甲状腺ではないという。
聞いても教えてくれない。ただもう抗がん剤はやりたくないし、入院なども絶対に嫌と意志が固い。もう決めたから家族が話を聞きに行く必要はない。年だから、治療で余計に体が弱って入院して出れなくなるかもしれない。だからしない。
この話は終わり。決定事項だから。
こうなると父は動かない。
ジッとしているのが嫌いで、アウトドア派で家にはいないのか普通である父。
入院が苦痛である思いも理解できる。
父は心筋梗塞で2カ月近く入院したことがあり、当時も早くでたくて辛抱できず、問題のある患者だった。甲状腺の抗がん剤治療の時もそう。
甲状腺は手術は短かかったが、抗がん剤治療は1ヶ月ほどかかった。
退院以降、とろみのある食べ物は入院食のようだと言い食べなくなった。
入院はしない。入院を必要とするなら検査すらしたくない。,
年が年だし、治療と言っても延命しかできない。ならしない。延命だって、体力次第で命が短くなる可能性の方が大きいのだから。
毎日元気に出かけている。延命治療を開始したら、出かけられなくなったまま死んでしまう。
父の意志を曲げるのは難しく、少なくとも我が家それが出来る者はいない。
父と癌の付き合いは決まった。
私は?
私のコレは癌なのか?
家系に癌が多すぎる。
父の事
一夜にして現れた巨大なしこり。
虫刺されだったか。湿疹でこんなのないし、腫れてるんだな。まだ痒いし、掻きすぎて赤ポチの先から血が出てる。
蚊に対してのアレルギーがあるので、蚊に刺されるといつも酷い腫れになり、なおりも遅い。それにしても急に腫れたなー。
痒みだけは何とかしたいな。そのうち腫れは引くだろう。
時計を見る。すごく寝たな。
有給取って正解!
もとからぐーたらだけど、最近なんか凄くしんどかったからな。よく寝た。今日は一日取り溜めしたバラエティー番組を見ながらゴロゴロしよう。
我慢できずに痒い胸を時折さすり掻きをしつつ居間兼台所に行くと、父が居る。
珍しい。父は家でジッとしていられない人で、数十年前退職時に、時間を持て余してしまうことを想定し、退職金は俺の好きに使うからな、という宣言の元、畑作業の出来る庭付きの旧い家を買った。
その家を大工さんと一緒に1年くらいかけて建て替えた。
完成後の家は完全に父の趣味の世界。憩いの場。
毎日朝からそこへ通い、釣り道具弄りや、畑作業。3時頃までいて、いったん帰った後は、これまた趣味の1円パチンコにいくので、祝祭日平日変わらず夕飯まで帰って来ることは無い。
本当は母と一緒に、その家に移り住む予定だったのだが、母が住み慣れた我が家を離れるのを嫌がったため、移住とはならなかった。
母があまり興味をもたないため、昔は一人でその趣味の家に行っていたが、母の衰えがひどくなってからは、一人にしておけないと一緒に行く日も増えていた。
今日は出けないんだね、と声をかけると、「今からでかける」と言う。一人で。
今日は私が居るので、母は連れて行かないと言う。別に構わない。私はぐーたらするため家にいるので、母と居られる。
行くからな。とまた父は言った。
続けて、「また癌ができたが、もう今度は治療しないからな」と決定事項を告げる声で宣言し、出かけてしまった。
父の宣言はいつも絶対だ。
父は恐ろしく頑固で怖く、謝らず、人のいう事を聞かず、相談もしない。
我慢ならない位に痒い
初めて痒くなってから、しばらく何度か同じ個所での痒みが続き、赤ポツも消えては現れの繰り返し。
また痒い。
このしつこさはやぶ蚊だな! ・・・ダニじゃないよね?
嫌だなー。
それにしても今夜は尋常ではない痒いさ。もう我慢できない。掻く!掻きむしる!
掻きながら寝てやる!
かいて寝た。思う存分。
翌日、つまり本日朝、起きたらなんかいきなりしこりが出現していた。胸の中に。
ポツ赤の奥に。おっきい。しこり。